原の点なし「𠩤」の出し方は?コピペ・Word入力と厡との違い

こんにちは、まいです。名前に使われる「原」で、「白の上の点がない形を入力したい」と困っていませんか。「はら」で変換しても普通の原しか見つからないと、どの文字を選べばよいのか迷いますよね。

長女の顔長女

原に似ているけれど、白ではなく日になっている字があるんだね。

まいの顔まい

その形は𠩤だよ。コピーできる一字と、Wordで出す方法を用意したので、似た厡との違いも一緒に見ていこう。

結論

原の中の白が日になっている「点なし」の文字は𠩤で、UnicodeはU+20A64です。コピーして使うほか、対応するWindows版Wordでは20A64を選択してAlt+Xで入力できます。泉の形を含む厡とは区別し、名前は元の見本に合わせましょう。

この記事では、点なしの原を見分けて入力し、保存や印刷まで正しく表示するための方法を説明します。一字を出したい方はコピーから、表示が四角になる方はフォントや入力先の切り分けから確認できます。

原の点なしは「𠩤」。まず形と文字コードを確認

原の点なしは「𠩤」。まず形と文字コードを確認

原の中の「白」の上にある短い線がなく、「日」の形になっている文字を探しているなら、コピーする候補は𠩤です。まず何が違うのかを整理します。原に似た文字を何となく選ぶのではなく、点の位置と中の形を対応させて見ていきましょう。

コピー用の一字は「𠩤」

コピー用:𠩤。文字情報基盤検索システムのMJ031883には、この文字のコピーフィールドがあり、対応するUCSはU+20A64と記載されています。音読みはゲン、訓読みははら、総画数は9画です。スマホやパソコンでこの一字をコピーし、必要な欄に貼り付けて使えます。

ここでいう「点なし」は、原の外側の部首を変えることではありません。外側はがんだれのまま、中の白の上の短い線がなく、日と小が上下に並ぶ形を指しています。台湾の全字庫でも、U+20A64の文字の構成として、がんだれの内側に日と小がある形が示されています。

原・𠩤を隣に並べてみてください。小さな画面で分かりにくい場合は、メモへ二文字を貼り付けて文字を大きくします。名前の見本が写真なら、まずその写真を拡大し、上の短い線が本当にないのか、それとも印刷が薄いだけなのかを見ます。写真に写らなかった線を、文字の違いと決めつけないためです。

長女の顔長女

原の「白」の上にある、ちょんとした部分がない字なんだね。

まいの顔まい

そう。その形なら𠩤が候補だよ。でも名前の見本では、どこが違うかを見てから選ぼう。原に似ている字は、これ一つではないんだ。

通常の「原」は10画。点なしの「𠩤」は9画

漢字ペディアの原は10画で、音読みがゲン、訓読みがはらです。一方、先ほどの文字情報基盤にある𠩤は9画です。画数だけで判断する必要はありませんが、原の形から上の短い線がない字を探しているときには、この違いが確認の手掛かりになります。

手書きする場合は、見本の𠩤を大きく表示し、がんだれ、日、小の位置関係を見ます。特に、日を白へ戻して書かないようにします。いつもの原を先に書いてから一画を消すより、書き始める前に中身が日であることを意識する方が、清書のやり直しを減らせます。

原という字の意味を知りたいことと、氏名の字形を合わせたいことは別の目的です。この記事では、名字などに指定された「点のない形」を入力する方法に絞っています。字体が珍しいからといって、出身地や家柄、本人の読み方までその一字から推測することはしません。ふりがなは本人の案内と照らし合わせます。

「厡」は泉の形を含む別の候補。点なしと混ぜない

原の別の形を探すと、厡という文字も見つかります。こちらは中に泉の形を含み、今回探している日と小の𠩤とは違います。台湾教育部の異体字字典でも厡が掲載されていますが、「原の別の形」という大きなくくりだけで、点なしの𠩤と入れ替えてはいけません。

大修館書店の漢字文化資料館は、原の成り立ちについて、がけの下から水がわき出る形と、泉を含む字形を説明しています。この説明は、検索結果に泉の形の文字が出る背景を理解する手掛かりになります。ただし、成り立ちが関係することは、今使いたい字形が同じであることを意味しません。

入力前の比較は三文字で十分です。通常の原、白の上の短い線がない𠩤、泉の形を含む厡。それぞれの中身を見て、自分の見本がどれに近いか確かめます。文字の説明を人に伝える場合も、「難しい原」「昔の原」より、「白ではなく日になっている原」と伝える方が、目的の形を絞りやすくなります。

長女の顔長女

「原の旧字」で見つかった文字を、どれでも使っていいわけじゃないんだね。

まいの顔まい

うん。今回は点なしの形を使いたいから、日と小の𠩤を見よう。泉の形の厡とは分けておくと、変換でも迷いにくいよ。

点なしの原を入力する方法と、表示できないときの対処

点なしの原を入力する方法と、表示できないときの対処

使う文字が𠩤と分かったら、まずはコピー、次にWordの文字コード入力、頻繁に使うなら単語登録と進めます。普通の原より表示環境の影響を受けることがあるため、「入力できた」「保存できた」「相手にも見える」を分けて確かめるのがポイントです。

スマホは一字をコピーし、貼り付け後の形を見る

この文章の𠩤を長押しし、選択する範囲を一字に合わせてコピーします。貼り付け先のメモや入力欄を開き、貼り付けを選んでください。かぎ括弧や空白も選んだ場合は、そのまま氏名欄へ入れず、いったんメモで余分な部分を取り除くと確認しやすくなります。

コピーした直後は𠩤と表示されても、確定や保存の後に変わることがあります。そのため、名簿や連絡先へ使うなら、貼り付け直後の画面だけで完了とせず、保存して開き直した表示まで見ます。𠩤が原へ置き換わったのか、四角の記号になったのか、文字自体が消えたのかを区別しておくと、次の対処を選べます。

相手から届いたメールや文書に、必要な名前が正しく入っている場合は、その文字列を元にする方法もあります。ただし画像の中の文字は、通常の文章のように一字を直接コピーできるとは限りません。画像からの文字認識を使ったなら、認識結果が通常の原に戻っていないか、元画像と見比べてください。

Windows版Wordでは「20A64」だけを選んでAlt+X

対応するWindows版Wordなら、𠩤を文字コードから入力できます。半角で20A64と入力し、その五文字だけを選択してAlt+Xを押します。Microsoftの案内にあるUnicodeコードの入力手順を、U+20A64に当てはめた方法です。U+の部分を一緒に打つ必要はありません。

  • Wordの空いた段落に、半角の20A64を入力する。
  • 20A64の五文字だけを選択する。
  • Altキーを押しながらXキーを押す。
  • 表示された一字を拡大し、白ではなく日になっているかを見る。

コードの先頭は数字の2、続いて数字の0、アルファベットのA、数字の6と4です。似た形のOを使ったり、一桁を抜かしたりすると、目的の文字になりません。また、前に英数字が続いている場合は、その部分を含めず、20A64だけを選択します。Wordの公式説明でも、直前に文字がある場合にはコードのみを選ぶよう案内されています。

この操作は、Windowsのあらゆる入力欄に共通するものではありません。Wordで𠩤を作ってから、目的の場所へコピーする使い方ができます。ブラウザーの申込フォームでAlt+Xを押しても変換されないからといって、そのフォームが点なしの原を絶対に使えないと判断するのは早いです。まず、作れた一字の貼り付けを試します。

長女の顔長女

番号を入れるとき、数字だけじゃなくてAも必要なんだね。

まいの顔まい

そう、20A64というひとまとまりだよ。Wordで一字になったら、見本と形が合っているかを見てから使おうね。

よく使うなら、単語と呼び出し用の読みを登録する

iPhoneでは「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザ辞書」から、単語とよみを登録できます。たとえば単語を𠩤、呼び出すよみを「てんなしはら」にする方法です。Appleの説明する、単語とよみを組み合わせて呼び出す機能を使います。

この「てんなしはら」は入力を楽にするための登録例で、𠩤の正式な読みではありません。名前を入力するために登録する場合は、正しい名前全体と本人のふりがなを使う方法もあります。普段の「はら」で通常の原をよく使うなら、呼び出し用の読みを分けることで、候補の取り違えを減らせます。

WindowsのMicrosoft IMEでは、IMEのメニューにある単語追加や、「学習と辞書」から開くユーザー辞書ツールを使えます。公式案内で確認できる登録機能です。𠩤をコピーして単語欄に入れ、よみを指定し、保存してから文書上で変換を試します。

辞書に登録したのに出てこない場合は、まず保存された単語が𠩤か、登録した読みと入力した読みが同じかを見ます。次に、その辞書に対応する日本語入力を使っているかを確かめます。別のキーボードアプリを使っている場合まで同じ辞書が共有されるとは限らないので、登録先を混ぜないことが大切です。

四角や空白になるなら、文字コードと表示の問題を分ける

𠩤の番号はU+20A64で、Unicodeの基本多言語面の外側にある文字です。Unicodeの説明では、この範囲の文字はUTF-16で二つのコード単位を使って表現されます。見た目は一字でも、処理する仕組みが普通の原と同じ扱いをできるとは限らず、古い仕組みなどでは対応の確認が必要です。

難しい仕組みを覚えなくても、対処は整理できます。同じ𠩤を二つのアプリで表示し、一方だけ四角になるなら、表示するフォントやアプリ側を確認する手掛かりになります。Unicodeの公式FAQでも、文字を識別する番号と、実際の形を描くフォントは別のものと説明されています。

Wordで四角になるときは、文書を保管したまま、その一字を選択して別の日本語フォントで表示を試します。変更前の文書を残しておくと、体裁全体を変えてしまった場合にも戻せます。ただし「このフォントなら全端末で必ず見える」とは言えません。送る相手の環境まで同じとは限らないので、重要な名札や印刷物なら完成見本も共有します。

文字コードが分からないために表示できない場合と、文字コードは入っているが描けない場合は異なります。四角が出たからといって、すぐに厡や普通の原へ置き換えると、見た目の問題を直すつもりで違う文字を送ってしまいます。コピーした元の𠩤を残し、どのアプリで見えたかを確認してから対処します。

入力制限があるフォームでは、原へ勝手に置き換えない

「使用できない文字です」と表示される場合は、そのサービスの入力制限が考えられます。字を表示できるフォントに変えても、サービス側の受付条件は変わりません。案内に代替文字の指定があればそれに従い、なければ「点なしの原、U+20A64を含む氏名が入力できない」と問い合わせると、何を入力したいか伝えやすくなります。

確認せず通常の原で送信すると、提出先が期待する表記と違う可能性があります。この記事は、あらゆる手続で𠩤をそのまま受け付けることや、原で代用できることを保証するものではありません。入力できる形と、提出先が指定する形は分けて扱いましょう。

問い合わせ文は、例えば「氏名に、原の白が日になった文字を使用しています。コピー用は𠩤、UnicodeはU+20A64です。入力欄で使用できない文字と表示されるため、この欄での表記方法を教えてください」と書けます。文字が相手側で四角になっても伝わるよう、形の説明とコードを添えるのがこの例の狙いです。

長女の顔長女

相手の画面で四角になったら、どの字か伝わらないかもしれないね。

まいの顔まい

そんなときは「白ではなく日」と説明し、U+20A64も添えると照合しやすいよ。名前そのものを別の字に変えるかは、入力先の案内を確かめてからにしよう。

印刷する名前は、画面だけでなく完成見本まで比べる

名札や案内状を作るなら、入力後に画面上の𠩤を大きくし、点がないことを確認します。その後、印刷プレビューや試し刷りで、同じ場所が白へ戻っていないか、四角になっていないかを見ます。文字を一字選べた時点で終わりにせず、実際に相手が見る形まで確かめる手順です。

デザイン用に文字を画像化すれば、その画像の見た目を渡すことはできますが、文章としての𠩤とは用途が違います。画像の名前は、入力フォームへそのまま氏名の文字列として使えるわけではありません。検索やコピーが必要な名簿なら文字データを残し、見た目を確認するための画像とは分けて保存するのがおすすめです。

何人分もの名簿で使う場合は、一括置換にも気を付けます。同じ原を含む名前でも、全員が点なしとは限りません。対象の人の欄だけを見本と照合し、一件直したらその行の残りの文字やふりがなも確認します。字形を正しくする作業で、別の人の表記を変えないための実務上の工夫です。

まとめ

まとめ
まいの顔まい

原の白が日になっている形なら、コピー用は𠩤、文字コードはU+20A64です。入力方法を選んだら、保存後や印刷時にも点なしで見えるかを確認しましょう。泉の形の厡とは混ぜず、名前は指定された表記を大切にしたいですね。

  • 点なしの𠩤は、がんだれの中が日と小。通常の原や、泉の形の厡と区別する。
  • 文字情報基盤のMJ031883は9画、読みはゲン・はら、対応UCSはU+20A64。
  • 一度ならコピー、対応するWindows版Wordなら20A64だけを選択してAlt+Xで入力する。
  • 繰り返し使うなら、正しい一字と呼び出す読みをユーザー辞書に登録する。
  • 四角になる表示問題と、フォームが受け付けない入力制限を分ける。名前を独断で原へ変更しない。
  • 名札や印刷物は、保存後の表示と完成見本を確かめる。
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